#1 Q『ケガをした直後の適切な対処法は何ですか?』
A:RICE処置が基本です。
1、Rest(安静)
2、Ice(冷却)
3、Compression(圧迫)
4、Elevation(高挙)
R:痛みがあると言う事は骨・筋肉・靱帯が壊れていると言う事。無理
をして悪化させない様にしましょう
I:どの様なケガであれ腫れを生じます。内出血であったり、組織から
体液が漏れたりして腫れてきます。血管を縮め少しでも腫れを生じ
させない様にします。
C:圧迫も腫れを最小限に食い止める効果があります。同時に
骨折などではズレを起こさない様にして強い痛みをおきない様に
役割もあります。
E:心臓よりも高くする事で血液、リンパ液などが体幹部に戻り、
腫れを軽減する効果があります。
受傷直後にシップを貼付して良いのですか、と聞かれる事が多いのですが、
できる事ならばこのRICE処置を施してから実施して下さい。シップ
には血流を良くする効果もありますので、むしろ腫れを強めるとも
考えられています。
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#2 Q『最近あしがつりやすいのですが』
A:いわゆるこむら返りです。筋肉の疲労が原因です。特に日中
暑かったり、運動をしすぎたりすると症状が出やすくなります。
つった時の対処法:つるとその筋肉が働く作用により足首、手首、指など
が曲がります。これをじわっと反対方向にストレッチして下さい。痙攣が
治まったら少し安静にしましょう。その後、お風呂に入ったときに
マッサージを行いましょう。水分、塩分、糖分補給も重要です。足りなく
なってからでは遅いので、運動・作業前から十分補給して下さい。
「漢方薬が効果的な場合もありますのでご相談下さい。」
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#3 Q『骨粗鬆症の治療は牛乳、小魚食べていれば良いのですか?』
A:以外と多く聞く質問です。答えは半分当たりですが、今はより
良い方法があります。
まず、診断は骨密度検査、血液検査で行います。過去の骨折の有無も
大事な要素です。その後、適切なお薬を選択します。
大まかに分けると、【骨がもろくなる事を防ぐ薬】と【骨を作る薬】
があります。内服薬(錠剤、ゼリーなど)と注射薬(皮下注射、静脈注射、
点滴など)があり、投与の間隔も、毎日、週に1回、月に1回、半年に
1回など様々です。一部歯科治療の際にお薬の中断を検討した方が良いも
のもありますのでちゃんと相談の上処方を受けて下さい。
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